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【歯科医師が解説】歯周病治療の正しい流れと費用の目安(保険診療・3割負担)

こんにちは。石丸歯科医院です。

「歯ぐきから血が出る」「歯がグラグラする」……そんな症状でお悩みではありませんか? 歯周病は、小児から高齢者までみられる罹患率の高い病気であり、歯を失う原因の第1位と言われています。 今回は、保険診療における歯周病治療の標準的な流れと、皆さんが気になる「費用の目安(3割負担の場合)」について、わかりやすく解説します

STEP1:まずは現状を正しく知る「検査・診断」

歯周病治療を成功させるためには、まずはきちんとした検査を行い、状態を把握することが大切です

  • 問診(医療面接): 歯科治療を行う上で配慮すべき全身の健康状態や、お口の症状がいつからあるかをお伺いします。
  • 歯周病検査: 専用の器具を使い、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さや、歯の揺れ、出血の有無などを測ります。
  • レントゲン検査: 歯を支える骨がどのくらい溶けているかを画像で確認します。 これらの検査結果をもとに、病状を診断し、患者さんにとって最適な治療計画をご説明します。

【費用の目安】

  • 初診料: 約800円
  • 歯周病検査(20歯以上): 基本的な検査は約600円、より詳しい精密検査は約1,200円
  • レントゲン撮影(パノラマ): 約1,200円
  • 歯科疾患管理料: 300円

STEP2:治療の土台となる「歯周基本治療」

歯周病の主な原因は、歯の周りについたプラーク(歯垢)や歯石です。これらを取り除き、炎症を抑えるのが「原因除去治療」です

  • プラークコントロール: 歯科衛生士が正しいブラッシング方法を指導し、ご自宅でのセルフケアの質を高めます。
  • スケーリング: 歯の表面についた歯石を、専用の器械で機械的に除去します。
  • スケーリング・ルートプレーニング(SRP): 歯ぐきの奥深く(歯周ポケット内)に隠れた硬い歯石を取り除き、歯の根の表面を滑らかにします。

【費用の目安】

  • ブラッシング指導等(歯科衛生実地指導料): 240円
  • スケーリング: お口を6分割した1ブロックにつき約220円
  • SRP(1歯あたり): 前歯は約180円、奥歯は約220円

STEP3:治り具合を確認する「再評価検査」

一連の基本治療が終わったら、再度「歯周病検査」を行い、治療の効果や歯ぐきの状態がどれくらい改善したかを確認します。 炎症が治まっていれば、STEP6の「継続管理」へ進みます。改善が不十分な部分は、再度SRPを行うか、STEP4の「歯周外科治療」を検討します

STEP4:必要に応じて行う「歯周外科治療」

基本治療だけではポケットが減少しない場合に行う小手術です。 歯肉を少し切り開いて、根の深い部分にこびりついた汚れを直接目で確認しながら確実に取り除きます

【費用の目安】

  • 歯肉剥離掻爬手術(フラップ手術 / 1歯あたり): 約1,890円

STEP5:しっかり噛めるようにする「口腔機能回復治療」

歯周病治療の適切な時期に、必要に応じて被せ物や入れ歯などを製作し、噛み合わせの機能と審美性を回復させます

STEP6:再発を防ぐための「継続管理」

歯周病は慢性的な経過をたどり、非常に再発しやすい病気です。治療が終わっても、病態の安定度に応じて継続的な管理を行う必要があります

  • 歯周病安定期治療(SPT): 深いポケットが一部残っているなど再発リスクが高い方に対して、定期的に汚れの除去や指導を行い、安定した状態を維持します。
  • 歯周病重症化予防治療: 症状が改善した方に、重症化を防ぐための継続的な治療を行います。

【費用の目安(20歯以上の場合)】

  • SPT: 1,050円
  • 重症化予防治療: 900円

【ご来院を検討されている方へ】 ※ 上記の費用は3割負担の場合の目安(処置料等のみ)であり、再診料や各種加算などが別途かかる場合があります

歯周病は、自覚症状がないまま進行することが多い病気です。少しでも「おかしいな」と思ったら、放置せずに当院までお気軽にご相談ください。丁寧な検査とわかりやすい説明で、あなたに合った最適な治療をご提案いたします!

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