糖尿病とは
糖尿病とは、体の中で作られるインスリンというホルモンが十分に働かなくなり、
血液の中を流れる糖(ブドウ糖)が増えることにより血糖の値が上がってしまう病気です。
糖尿病で血糖が高くなると下記のような症状が現れます。
- 喉が渇く・水をよく飲む
- 尿の回数が増える
- 体重が減る
- 疲れやすくなる
更に血糖値が上昇すると『意識障害』を起こすこともあります。
糖尿病と歯周病の関係
歯周病は、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)で細菌により炎症が引き起こされ、
炎症性物質によって歯周組織(歯の周りの組織)が破壊される病気です。
歯周病については下記のページでも解説しています。
歯周ポケットから血液中に入り込んだ炎症性物質は血管を経由して体中に拡散されます。
この炎症性物質にはインスリンの働きを抑える作用があり、
結果として糖尿病が発症・進行してしまいます。
上記の内容はこちら(国立国際医療研究センターのページ)に掲載されています。
糖尿病と徳島県
徳島県は糖尿病に関して、とても残念な歴史があります。
- 平成5年~平成18年、14年連続で「糖尿病死亡率全国ワースト1位」
- 平成19年、「糖尿病死亡率全国ワースト7位」
- 平成20年~平成25年、6年連続で「糖尿病死亡率全国ワースト1位」
- 平成29年、「糖尿病死亡率全国ワースト1位」
- 平成30年、「糖尿病死亡率全国ワースト2位」
- 令和元年、「糖尿病死亡率全国ワースト1位」
- 令和2年、「糖尿病死亡率全国ワースト5位」
上記の内容はこちら(徳島県のページ)に掲載されています。
このように、徳島県では糖尿病の改善のためにも
歯周病の治療および予防に力を入れていく必要性があります。
糖尿病と歯周病、どちらのリスクも下げて健康な生活を送るためにも、
お医者さんや歯医者さんで定期的に検査を受けましょう。